土について
土について
土(土壌)とは、地球上の表面を覆っているとても薄い層(山では50㎝~1m程度です)のことをさします。人間に例えると皮膚の部分にあたります。
土壌には、岩石が風化してできた粒度の異なる無機質や、コロイド状の無機物(鉄やアルミニウム、シリカなど)、生物の死がいや植物の残渣が微生物などの作用によって生じる有機物(腐植物質)などが含まれています。
この地域の褐色森林土は細粒砂岩が風化してできた無機物で、粘土質がほとんど無く、とても水はけが良いのが特徴です。
また、水を含むと固まるので、土木基盤材としても最適です。この土のpHは5.5ぐらいとやや酸性ですが、農業用として利用する際に、土壌管理として石灰やアルカリ性の堆肥を試用すれば問題ない範囲にあります。
土の構造
土には3つの 相 があります。
①土の部分 固相
②空気のある部分 気相
③水のある部分 液相
この相の割合が、約 固相40%、気相30%、液相30%が望ましいと言われています。
作物を育てる土
「土」には肥料分が含まれていませんが、良い土には下記の条件があてはまっています。
・通気性の良いこと
・保肥力の高いこと
・保水性、排水性が良いこと
・有機物を多く含んでいること
・弱酸性であること
このような土は植物の根の伸長を助けます。したがって、植物が必要な養分を効率よく吸収します。
通気性の良いこと
根には酸素も必要です。通気性が悪く酸素が不足しますと生育が悪くなります。
保肥力の高いこと
土が肥料分を一時蓄え、植物に必要な養分を日々供給します。
保水性・排水性がよいこと
相反するように思いますが、排水性が悪いと水がたまった状態になり、根に悪い影響を与えます。
有機物を多く含んでいること
腐葉土や堆肥が多く含んだ土です。有機物が多く含まれることで、微生物が活発に活動し、それにより土が肥沃化します。
弱酸性であること
多くの植物は弱酸性でよく育ちます。pH(水素イオン濃度)が偏るとある種の養分が分解されにくくなります。
私たちは上記の良い土の条件にあった「花と野菜の土」というオリジナル配合の土をつくりました。これは園芸専門業者が愛用している土で、それをご家庭用に袋詰めしたものです。ぜひ、お試しいただければと思います。
土をよみがえらせる堆肥
私たちは「バーク堆肥(バイムキング)」をつくっています。バーク堆肥は製材工場等で発生する樹皮を粉砕し、高温で発酵させたものです。有機微生物を多く含み、地力の増進に大変効果あります。つまり、バーク堆肥をやせた土に混ぜることにより、土中の微生物の活動を活発化させ、やせて固くなった土に私たちがつくったバーク堆肥を混ぜることで、あたなたの大切な土が元気によみがえります。
バーク堆肥は植栽や園芸、野菜づくりに最適な、良い土への土壌改良材なのです。
肥料
良い土で育った植物は、水や養分を十分吸い取れる健康的で元気な根を張ります。
ここで肥料の主なものを紹介しますと、
・チッソ(N)・・・・・根や茎の伸長をよくし、葉の緑色を良くする
・リンサン(P)・・・根や花や実の生育を良くする
・カリ(K)・・・・・・根や茎を丈夫にする
この配合の違いで、それぞれに適した花や野菜に混ぜていきます。
以上で今回の「作物を作る土」のお話は終わります。あなたの「土」にぜひ私たちの作りましたバーク堆肥(バイムキング)を混ぜてみてください。必ず良い結果が得られることと思います。